【改善症例】複合症状による不調の子 ——本当の原因を見抜く大切さ—— ~三田市|西宮市|神戸市の整体・整骨・鍼灸~
Hさん
中学生
女の子
最初、来院された時の表情は暗く、とにかくしんどい、辛い、疲労困憊の様子でした。
ご両親も付き添いでいらっしゃいました。
主訴は以下の通りです。
✓ 胃腸の調子が悪い
✓ 立ちくらみ
✓ 頭痛
✓ 車酔い
✓ 朝起きられない
✓ 便秘
✓ 下痢
✓ ひどい肩こり
✓ 疲労感
✓ 手足が冷たい
たった一人の女の子にある症状ですよ!
これだけあれば、誰だってしんどくて学校なんて行ってられません。
これらの症状が重なって、学校を欠席することが多くなり、内科・小児科へ受診されました。それが令和元年のことです。
胃腸に対して「ドンペリドン」
便秘に対して「マグミット」
朝起きられないことには「メトリジン(昇圧剤)」
頭痛には「アセトアミノフェン」
令和元年の夏からこのような処方で治療されていましたが、あまり改善されず。
漢方薬局で処方を受ける。漢方では少し良くなったような感じがあり、学校に行ける日も出てきました。
ただし、体調が崩れやすく、学校も基本的には遅刻・欠席状態の毎日でした。
そのような一進一退を繰り返して、令和3年5月に当院へいらっしゃいました。
この症例を見て、感じることがあります。
それは「対症療法」しかしてこなかった、ということです。
胃腸に対して「ドンペリドン」
便秘に対して「マグミット」
朝起きられないことには「メトリジン(昇圧剤)」
頭痛には「アセトアミノフェン」
これらの症状は結果にすぎません。
身体は何かの原因があり、そのせいで症状が出ています。今の現代医学は「結果」の症状を抑え込もうとしているにすぎません。
ですから、
症状を出そうとする体 VS 対症療法薬
の対決となり、なかなか治らないのです。
対症療法の薬を出すのは簡単です。鑑別診断をしてから、症状に対する薬を選択すればいいのです。
ところが良くならない。
一番大切なことは、
「なぜそんな状態になっているのか? なぜそんな症状が出ているのか?」
これを考え抜くことです。
しかし、知識がないと考えても答えは出ません。
経験がないと、知識だけでは実行できません。
「なぜ?」と考える思考法に加えて、「知識」と「経験」が必要なのです。
さて、この女の子は「胃腸」がポイントです。
胃腸から頭痛や立ちくらみ、起立性調節障害などが引き起こされるのです。
令和元年から対症療法しかせずに、時間が経っていたので、元気になるためには半年かかりました。
でも、家で出来ることは全て行ってもらい、全力で彼女が元気を取り戻せるようにサポートしました。
それにしても、医療の中心である病院が、今回のような処方を続けているようでは、日本の子どもたちは良くなりません。
いくら子供医療で安くても、全然良くならず、子供の貴重な時間を台無しにする医療って、、、。
厚生労働省はちゃんと調査して、今の医療の在り方を見直されなければ、日本の医療は良くならないでしょう。
朝起きられない、頭痛・腹痛があり学校に行くことができなくて毎日しんどい状態でした
最初はお腹の調子が悪く困っていましたが、食事指導で小麦と乳製品を食べるのをやめることをおしえて頂きました。続けていくうちに、お腹の調子がだんだんよくなり、頭痛もしだいになくなってきました。学校も、朝から行けるようになり、現在では毎日休まず学校に通えるようになりました。
他には、必要なサプリメントやお灸の指導もして頂き、娘も笑顔が増えて、よく話もするようになりました。本当に元気にして頂いたと思います。有難うございました。先生、スタッフの方がみなさんやさしくて安心して過用ことができました。本当に有難うございました。
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