首の障害、ストレートネック

首、ストレートネック

正常な首

イラスト:正常な首

 上の絵を見てください。これは首を横から見た図です。これは正常なカーブを描いている頸椎です。
 次にもう一枚、頸椎の絵を見ていただきます。 

ストレートネック

イラスト:ストレートネック

 これは頭が前方に出て、頸椎のカーブが減少した、いわゆるストレートネックです。首の障害の元凶です。


 首がこるからといって「筋弛緩薬」、頭が痛いから「鎮痛薬」、しびれるから「神経血流改善薬」、めまいに「利尿剤」、、、
 こんなことを延々続けていても、改善は望めません。
首、ストレートネック


 あなたの辛い症状を根本的に良くするのは、この「ストレートネック」をいかに改善へ導くかにかかっているのです。


こんな症状でなやんでいませんか? ストレートネック

首の不快感、こり

首の不快感、こり

 頸椎がストレートになることで、頭部を支える筋肉に負担が増大します。そのせいで、肩や首がこるといった症状が出てきます。


緊張性頭痛、片頭痛

頭痛

 首や肩の筋肉に負担をかけると、頭部へ筋膜痛を引き起こします。これが緊張性頭痛と呼ばれるものです。他には後頭神経痛や片頭痛もストレートネックと関わりがあると言われています。


めまい、ふわふわ感

めまい、ふわふわ感

 ストレートネックによる筋肉への負担の増大は、頭蓋骨を下方へ牽引します。牽引された側頭骨には内耳が存在して、内耳の内リンパや外リンパの圧が変化するとめまいが生じます。また、首肩筋の持続的緊張は固有受容器の機能低下を起こし、ふらふら感やふわふわ感が起こります。


手・腕のしびれ

手・腕のしびれ

 首回りの筋肉が緊張すると、腕神経叢が刺激されて、しびれや麻痺が起こります。


歯や顔面の症状

歯や顔面の症状

 頸部の筋肉の影響で顔面神経が刺激されると、歯が痛く感じたり、顔面の知覚をつかさどる三叉神経による顔面の違和感などが生じます。


難聴、耳鳴り

難聴、耳鳴り

 めまい・ふわふわ感と同じく、内耳のリンパ圧が変化すると、難聴や耳鳴りが生じます。


胃腸、消化器の不調

胃腸・消化器の不調

 頸部からは迷走神経という自律神経が出ています。これらは胃腸の働きを活発にするため、迷走神経に影響すると食欲や胃腸の働きが悪くなります。


睡眠の不調

睡眠の不調

 常に凝った頸部や肩部の筋肉からは、不快感というシグナルが大脳系に入力されます。すると、夜に質の高い睡眠を阻害されてしまいます。


自律神経の失調、のぼせ

自律神経の失調、のぼせ

 迷走神経、舌咽神経などからの自律神経線維をストレートネックによる筋緊張が影響すると、不必要な自律神経反射が起こり、さまざまな自律神経症状が起こります。


ドライアイ、疲れ目や顎の不調

ドライアイ、疲れ目や顎の不調

 頸部の筋肉が過緊張を起こすと、それと連動して動く外眼筋が動きづらくなるので、疲れ目になったり、ドライアイになったりします。また、頚部と顎は筋肉でつながっているので、ストレートネックで角度が変わると、顎の開きに影響を及ぼします。


辛い症状なぜ良くならないのでしょうか? 首、ストレートネック



シップや薬でごまかしている

シップや薬でごまかしている

 シップや薬で一時しのぎでごまかして、ストレートの形を変えることをしなければ、問題を先送りにしているだけで、ゆくゆく悪化してしまいます。


マッサージや電気ばかりしている

電気やマッサージばかりしている

 電気やマッサージも問題を先送りにするだけです。問題は痛みやこりではありません。


歪みを放置している

歪みを放置している

 ストレートネックは頸椎の彎曲が減少または消失してしまうからそう呼ばれるのです。治療は必然的にストレートを解消することになります。つまり、歪みを正すことなのです。


筋硬結を解消していない

筋硬結を解消していない

 歪みを正すときに、筋内にある硬結を取らないと、いつまでも症状は消失しないことがあります。


筋肉がインバランスのまま

筋肉がインバランスのままである

 そもそもなぜストレートネックになったのでしょうか? それは頭部を支える、体の前後左右にある筋肉の働きがアンバランスなために、頭部が前方にあるわけです。だったら、そのアンバランスを解消しなければいつまでたっても頭部は理想の位置に近づきません。


間違った運動をしている

間違った運動をしている

 「筋トレ」が必要だと言われて、筋トレを行っている方がいらっしゃいます。しかし、正しい筋トレをしていますか? 余計に頭部が前方へ動かす筋肉の筋トレをしていませんか? そうなると悪化します。


治療が逆に首を壊している

治療が逆に首を壊している

 ボキボキという手技は、首にはあまりお勧めしません。危険性が高く、ボキボキという音を鳴らすことで、反射によって筋肉が一時的に緩むから、一時は楽になったように感じます。

 しかし、長期的にボキボキすることで、首の靭帯が緩くなり、それを補うように筋肉がガチガチに固まり、その固まった筋肉が神経に影響します。


姿勢が悪く前方頭位のまま

姿勢が悪く前方頭位のまま

 頭部が前方にあることを前方頭位といい、首はその場合にストレートになっています。頭部を後方に引くには、首だけに施術してもうまくいきません。姿勢を変えるのは、全身の問題だからです。


改善された方々②(首、ストレートネック)

ストレートネックによるめまい、ふらつき 60代女性

めまい、ふらつき

 昨秋よりめまい、ふらつきがあり、見上げる、うつ向く、寝返りなどするたびに吐き気がしておりました。耳鼻科、脳神経外科、内科と検査を受けましたが異常はなく、自律神経の影響かもしれないということで治療法を探していた折に貴院を知り、受診しました。治療を始めて1ヵ月程ですが、体が楽になりうがいやシャンプーも不安なくできるようになっています。勧めていただいた枕でよく寝むれるようにもなり、辛かった日々がうそのようです。どんなことにでも詳しく説明してくださる先生、親切なスタッフの皆様に感謝しております。

※当院の施術には個人差があり、全員に保証するものではございません。


改善した方の声 60代男性 頭痛、後頚部のしびれ

頭痛、後頚部のしびれ

最初は電気のビリビリ感があり、不安でしたが、回数を重ねていくうちに症状も大きく改善され、7回の通院で完治しました。
 上部頸椎矯正治療という、これまでに受診した整形外科にはなかった手当によって、数か月の不調がうそのように晴ればれと壮快になりました。
 何よりも痛みの原因をわかりやすく説明いただいたスタッフの皆さん、親切ていねいな対応に感謝いたします。
 本当にありがとうございました。

※当院の施術には個人差があり、全員に保証するものではございません。


ストレートネック.comの説明

ストレートネックとは
 ストレートネックとは、頚椎の生理的前湾角度30度以下の首の状態をいいます。この「ストレートネック」という名前は、首がまっすぐに歪んだ状態を示す言葉ですので、病名ではありません。正常な人の首の前湾角度は30~40度です。慢性的な 頭痛・首の痛み・肩こりに悩む人の多くはこの角度が少なく、病院でレントゲンやMRIを撮ると正常よりも首がまっすぐですね、という説明を受けることになります。
 次の動画は正常な頸椎からストレートネックになっていく様子を表しています。最後のほうはリバースカーブ(後弯)になっていますね。
原因① 不良姿勢
 慢性的なうつむき姿勢を取ることにより、首の生理的なカーブが失われ、ストレートネックになります。長時間のパソコン作業やスマホ操作はもっとも代表的な原因です。最近ではスマホの爆発的普及によりスマートフォンの使い過ぎによるストレートネックが増えてきています。
原因② スポーツ障害による
 バレエやダンスなどによる姿勢矯正や、格闘技(ボクシング、レスリング、柔道、総合格闘技 など)による頭部や首への衝撃、顎を引き背中を丸くした姿勢から引き起こされます。
 また、スキーやスノーボード転倒、車の衝突事故などによる「むち打ち」からもストレートネックは生じます。
原因③ 老化・加齢
 頚椎椎間板症や頚椎症など、首の椎間板や骨の退行性変性から起こります。
タイプ① 猫背・不良姿勢
 これがもっとも一般的でほとんどのストレートネックは「猫背(肩巻き猫背)」や「不良姿勢」に起因しています。これは顎が前に突き出た「頭部前方突出姿勢」をおこし、首をまっすぐにします。肩巻き猫背は背中がさほそ丸くなっていない場合もあるので『隠れ猫背』とも言われ、本人が猫背である自覚がない場合があります。
タイプ② バレリーナ
 実は一見、姿勢の良い人にもストレートネックの人がいます。バレリーナやダンサー、アイススケーターのような人たちです。このタイプの人は首だけでなく背骨全体がまっすぐ(ストレートバック)になる傾向にあります。
 例えば、バレリーナの場合、くるくる回転する動きがあります。より効率的に回転するためには回転軸はまっすぐの方が効率が良いので(ちょうどコマの軸のように)背骨の生理的弯曲(S字)から弯曲のすくないまっすぐな形へと変わっていきます。首の骨(頚椎)も背骨の延長なので首もまっすぐ、いわゆるストレートネックになっていくのです。背骨全体がまっすぐなので見た目は姿勢が良く猫背ではありません。
 また、生まれつきの体型で背骨の弯曲が少ないタイプの人もいます。バレリーナでなくてもこのタイプに属します。
タイプ③ 骨盤・股関節
 骨盤や股関節に歪みが発生している人の場合、それを補うために背骨全体のバランスが変わってきます。骨盤の前傾が強かったり、後弯が強かったり、また骨盤が前に出ているタイプの人。股関節の場合は、変形性股関節症や臼蓋形成不全があり股関節がうまくかみ合わない場合、多くはそれを補おうとして骨盤が前傾します。その結果、背骨全体の弯曲に影響を及ぼし首の生理的な前弯の失われストレートネックへと変形していくことがあります。
タイプ④ 足
 足の3大疾患には、“外反母趾・偏平足・足底筋膜炎”があります。また、最近多いのは「浮き指」と言って足の指が地面に着かず浮いているタイプです。一見ストレートネクとは関係がないように思えますが、実はこれらは首のバランスを取るのと大きくかかわりがあるのです。綺麗な足の形があって綺麗な骨盤の傾斜が保て、綺麗な首の前弯が保てるのです。
症状
 ストレートネックには以下のような症状があります。頭痛、肩こり、首痛、首が動かない、頚椎症、椎間板症、上が向きにくい、めまい、ふらつき感がある、手のしびれがある、寝違いを繰り返す、枕が合わない、逆流性食道炎、胸焼け、吐き気がする、自律神経失調症、うつ等。
対策
 初期の場合や症状が軽い場合は、首局所のマッサージやストレッチなどで症状が改善する場合もあります。ですが、ストレートネックは首だけの問題ではないので、なかなかそれらだけでは解決してくれないことが多くあります。より根本的な解決をはかるためには体全体の骨格から改善することが必要になります。

ストレートネックドットコム参照

当治療院の考え方

原因を探る
 ひとりひとり、ストレートネックになる原因は異なります。ストレートネックドットコムにあるように、姿勢やスポーツ、加齢などで引き起こされるのです。ですから、その人の原因を見極めることがまず第一に行うべきことです。
首の体操だけでは無理
 頸椎が真っすぐになるためには、他の要素もそれに合わせないと、首はストレートになれません。だから、頸部だけの運動やストレッチ、エクササイズを行ったところで、うまく湾曲を再獲得できることは難しいのです。
原因は?
 腕、肩、頸椎以外の背骨、肋骨、骨盤、股関節、膝関節、足関節、そして視力もまた原因になる可能性があります。もちろん、屈筋群が強くなる成長過程には屈筋群を抑制して、伸筋群を応援するような神経刺激を与えなければいけません。
道具も必要
 とはいえ、ストレートの状態で固まっている期間が長ければ長いほど、硬くなっているのでストレッチは必要になります。そこで、楽に弯曲を再獲得できる方法があります。それは頸椎を前弯させるようなマクラの使い方をすることです。
当院の治療
 物療(電気療法)、整体、運動処方にて、改善を図ります。早い人で1か月もすれば楽になってきます。戻りの少ない方法、そして治療を卒業しても自分でコントロールできるエクササイズの方法をしっかり学んでいただきます。

 医師法の問題、景品表示法の問題がありすべてをここにお書きできませんが、当院はとにかく皆さまに良くなってまた元気な生活を送っていただきたい一心で、日々施術を行っております。辛い方はそんな法律などどうでもいい、とにかく楽になれるなら助けてほしいという気持ちでいらっしゃいます。ですので、ここにお書きできることには限界がありますので、もし辛くて仕方ない方がいらっしゃいましたら、直接いらしてご相談ください。



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