【新型コロナウイルス】退院後の在宅における状況
コロナ感染し、発症、そして入院治療の後、自宅療養を許された方々について、あまり知られていません。
彼らはどのように回復するのか? または、再入院したり、果ては死亡するといったことについて調べた論文があります。
Surviving COVID-19 After Hospital Discharge: Symptom, Functional, and Adverse Outcomes of Home Health Recipients
※クリックすると原文が出てきます。
以下、論文の内容をかいつまんでみます。
ニューヨークで行われた研究で、4月1日~6月15日までの間に入院後、在宅ケアへ移行した1409名を調査してある。
平均32日で、症状や身体機能を大きく改善したために、在宅ケアを終えた。
再入院になったり、そのまま死亡する確率は男性、白人、心疾患、糖尿病などの既往を持つ方、過去半年で2か所以上救急外来を受診した人、毎日あるいは常に痛みを抱える人、思考力の低下や介護が必要な人で高くなった。
11人(1%)の方が死亡し、137人(10%)が再入院していた。23人(2%)の方がそのまま在宅ケアを継続した。
【結論】
重い症状や介護が必要な機能失調が在宅ケア期間には共通してみられたが、ほとんどの人は改善していた。在宅に移行した時にみられた症状と同じく、心疾患や糖尿病などの合併症を引き起こす状態で、リスクのある出来事があると危険が大きいことを示した。
当院でも、コロナ感染後の後遺症に悩まされていることについて、ご相談を受けます。
4月にブログに記載した、中医学としてのアプローチなども有効だとは思います。
とにかく、後遺症に悩まされている方は大変な思いをされています。
一日も早く回復されることを切に願っています。
特に、疲労倦怠感がひどく、十全大補湯などの漢方薬やサプリメントを飲んでも回復しにくい方は一度ご相談ください。
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