膝の治療を続けても、痛みが戻るあなたへ。見落としたくない「膝と腸」の関係

繰り返す膝の痛みに。膝が痛いのに、なぜ腸まで診るのか。屋外の階段で手すりに手を添える女性 痛み・運動器

膝を治療しているのに、
また階段で立ち止まってしまう。
その繰り返しを、変えたいあなたへ。

椅子から立つときにズキッとする。階段を下りるのが怖い。少し楽になっても、買い物や旅行で歩くとまた痛くなる。「この膝とは、ずっと付き合っていくしかないのだろうか」と思っていませんか。

もみの木では、そこで膝だけを見続けることはしません。膝に負担をかけている動きと、身体の内側で起きていること。その両方から、次に取り組むべきことを探ります。

そこで大切になるのが、意外に思われるかもしれない「腸」の話です。膝が痛いのに、なぜ便通や食事を聞くのか。この記事では、その理由と当院での具体的な進め方をお伝えします。

こんな方に読んでいただきたい記事です

  • 膝の治療を続けているのに、痛みが戻ってしまう
  • 膝の痛みだけでなく、お腹の張り・便通の乱れ・疲れも気になる
  • 筋トレや「身体に良い食事」を頑張っても、手応えがない
  • 好きな場所へ歩いて出かける毎日を取り戻したい

痛いのは膝。
でも、見直す場所は膝だけではありません。

膝は、身体から切り離された部品ではありません。立つ、歩く、階段を上る。そのたびに股関節や足首、体幹と一緒に働いています。足首が十分に動かない、片脚に体重をかけるのが苦手、太ももに力が入りにくい。こうした違いがあれば、膝の使われ方も変わります。

そして、身体をつくる材料は毎日の食事です。食べること、消化すること、吸収すること、休むこと。これらを抜きにして、「膝をもっと鍛えましょう」だけで話を終わらせてよいのでしょうか。

「膝には何をしましたか?」だけでなく、
「その膝を使っている身体は、
今どうなっていますか?」まで診る。

それが、もみの木の考え方です。膝そのものを丁寧に検査したうえで、痛みを繰り返す背景にまで目を向けます。

「膝と腸」は、
単なる思いつきではありません。

腸は、食べ物を通すだけの場所ではありません。腸内細菌や免疫の働きと、関節の炎症・痛みとの関わりが研究されています。こうしたつながりは「腸―関節軸(gut–joint axis)」と呼ばれます。

HUMAN STUDY / 2019

1,427人の調査で
腸内細菌と膝の痛みに関連

オランダの研究では、特定の腸内細菌の多さと膝の痛みとの関連が見られました。別の867人の集団でも、同じ方向の関連が確認されています。[1]

CLINICAL TRIAL / 2017

537人を対象に
特定の乳酸菌を検討

変形性膝関節症の方を対象とした6か月の比較試験では、特定の乳酸菌を摂った群で、比較群より痛みや日常機能の指標が改善しました。[2]

ここで注目したいのは、膝の痛みを考えるとき、腸の状態も検討する価値があるということです。この結果だけで「あなたの膝痛の原因は腸」「乳酸菌なら何でも効く」とは決まりません。だからこそ、もみの木では一人ひとりの胃腸の状態や食事を詳しく伺い、膝の検査と合わせて考えます。

膝の痛みと、お腹の不調。
別々の話として終わらせない。

膝の相談なのに「便通はどうですか」「食後に眠くなりますか」と聞かれると、不思議に思うかもしれません。しかし、これまで膝の治療では話してこなかったことに、取り組みを考える手がかりがあるのです。

お腹は、気持ちよく働いていますか?

便秘や下痢を繰り返す、ガスが多い、食後にお腹が張る。いつから続いているのか、何を食べたときに変化するのかを伺います。

「食べている」と「身体に合っている」は、同じですか?

食事量、食べる時間、タンパク質を含む食品の摂り方、食後の体調。「腸に良い」と言われるものを食べて、かえってつらくなっていないかも確かめます。

膝がつらい日は、ほかに何が起きていますか?

よく歩いた日なのか、眠れなかった翌日なのか。疲れやほかの部位の痛みも含め、膝が悪くなった時期から今までをたどります。

これらは、自分で原因を決めるためのチェックではありません。診察で伝えていただきたい、あなたの身体の情報です。膝と胃腸の不調を、無理にご自身で結びつける必要はありません。そのままお話しください。

もみの木では、
動きと身体の内側を、両方診ます。

「腸が大事です」と説明するだけでは、階段のつらさは変わりません。当院では、実際に困っている動作を確かめ、施術と日々の取り組みにつなげます。

  1. まず、あなたが困っている動作を確かめる

    立ち上がり、歩行、階段、しゃがむ動作。どこで、どのように痛むのか。膝の曲げ伸ばしだけでなく、股関節・足首の動き、片脚での安定性、筋力の使い方まで検査します。

  2. 痛みの経過と、胃腸・食事・睡眠を詳しく聞く

    これまで受けた治療、体調の変化、普段の食事、便通、睡眠、お薬などを伺います。お持ちの検査結果があれば、それも参考にしながら、どこから取り組むかを考えます。

  3. 鍼灸・整体と、動作の練習を組み合わせる

    検査で確かめた状態に合わせて、手技や鍼灸で動きを妨げる筋肉・関節へ施術します。さらに、股関節・足首・体幹を使いながら、立つ・歩く・階段を使う動作を無理のない段階から練習します。

  4. 自宅で取り組むことを、具体的に決める

    運動の量、日常動作、食事や休み方。「全部頑張ってください」ではなく、今のあなたに必要なことから始めます。次の来院では、痛みだけでなく「何ができるようになったか」も確認して進めます。

身体全体をさらに詳しく調べたい方には、機能性医学の個別プログラムもご案内しています。こちらは通常の膝の施術とは別メニューです。内容をご説明し、ご希望に合わせて進めます。

目指すのは、
「今日は少し楽」だけで終わらず、
行きたい場所へ、自分の脚で行けること。

膝をかばって、旅行や趣味を諦めている方へ。何を取り戻したいのかも、ぜひ聞かせてください。

当院で膝の施術を受けた方は、どんな動作に困って来院されたのか。膝の施術を受けた7名のご感想を見る →

今日から、やみくもに
頑張るのをやめてみませんか。

「膝に良い運動」でも、強い痛みを我慢しない

痛みを押して回数を増やす前に、どの動作でつらくなるかを確かめましょう。痛みが強く出る運動や、翌日まで悪化が残る運動はそのまま続けず、量や方法を見直します。「階段の下りで痛い」「10分歩くとつらい」といった具体的なお話が、施術を考える助けになります。

「腸に良いもの」を、次々に足す前に

食品やサプリメントを増やすより、まず普段の食事と食後の調子を振り返ってみてください。食べたもの、便通、膝がつらかった動作を数日だけ簡単にメモしておくと、相談の際に伝えやすくなります。自己判断で多くの食品を一度に抜く必要はありません。

休むことまで、後回しにしない

仕事や家事を終える頃には、膝も身体もへとへと。それでも「運動が足りないから」と追い込んでいませんか。活動する時間と休む時間の配分も、あなたの生活に合わせて一緒に考えます。

急に強く腫れた・体重をかけられないとき

急な強い腫れ、発熱を伴う赤みや熱感、脚に体重をかけられないほどの痛みがある場合は、慢性的な膝痛とは分けて、速やかに医療機関で確認が必要です。[3]

LET’S TAKE THE NEXT STEP

膝だけを診ても変わらなかった。
その続きは、もみの木で。

膝の痛みに加えて、胃腸の不調や疲れもある。これまでいろいろ試したけれど、次に何をすればよいのか分からない。そんな方こそ、ご相談ください。

「膝の相談です。○○するときに痛みます」
階段、立ち上がり、買い物など、いちばん困っている動作をLINEでお送りください。これまで試したことも伺い、初回に何を確認するかをご案内します。

LINEで無料相談・予約

神戸市北区・三田市|もみの木鍼灸整骨院
初回は問診・検査で状態を確かめ、施術の進め方をご説明します。
機能性医学の個別プログラムは別メニューです。

参考文献・出典
  1. Boer CG, et al. Intestinal microbiome composition and its relation to joint pain and inflammation. Nature Communications. 2019;10:4881. doi:10.1038/s41467-019-12873-4.
  2. Lei M, et al. The effect of probiotic Lactobacillus casei Shirota on knee osteoarthritis: a randomised double-blind, placebo-controlled clinical trial. Beneficial Microbes. 2017;8(5):697–703. doi:10.3920/BM2016.0207.
  3. NHS. Knee pain.
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