【代表が思う今】難治? いえ、治療法が間違っています ~本当に多い誤診~

つれづれなるメッセージ20230618

このコラムは不定期に心に移り行くことを、当てもなくダラダラと綴ったものです。

どんな施術者か? どんな人間か?

私たちの仕事は、みなさまの大切なお体に触れる仕事です。

他人の体に触れる仕事なんて、普通はあまりありませんよね。

ですから、治療技術や治療法うんぬん以前に、どんな人間が自分の体を触れて治療するのか、という疑問に少しでもお答えし、不安をなくしてからいらっしゃることができるよう、このようなコラムを書いています。

どうかご参考にしてください。


誤診大国、ニッポン!

当院は「難治の方」「どこへ行っても良くならない方」にたくさん来ていただいています。

その性質上、当院に来られる前はちゃんと「診断名」がついています。中には診断がつかない方もいらっしゃいますが、ほとんどついています。

そして、治療もしてきておられます。

いろんな治療をしてこられたのを、問診でゆっくりお聞きします。

その中で、よくあることをお書きします。

今からお話しする4つのケースはどれもなかなか治らずにいらっしゃいました。実際に当院へ来られた方々です。

いろんな病院や代替医療へ行かれた後、いらっしゃいました。

これをお読みのみなさんは、さぞかし難治だったんだろうとお思いでしょうか?

それがですよ、割と簡単によくなるのです。こんな整骨院でも。

なぜ?

それは原因を考えなかったり、間違ったりしているからです。

原因さえ分かれば、そこに対処するだけです。

すると、簡単に良くなるのです。


頭痛を治そうとするから治らない!

頭痛って、本当に厄介ですね。

でも、頭痛を治すのに「頭」だけを見ていては、良くなりません。

なぜ頭痛が起こるのか?

ここを見ないといけないのです。

ある小学生のケースです。

この女の子は腹痛を一緒に持っていました。

かかりつけの小児科の先生はお腹も診ていたはずです。

でも、治らなかった。

それは腹痛の原因を考えていなかったからです。

彼女の状態は食物過敏性がありました。

そのせいで、腸を痛めて、頭痛が引き起っていたのです。

ですから、頭痛は無視して腸だけ治療しました。

するといきなり良くなりました。

学校へ行けないほどの頭痛だったのですが、ほんと見違えるほどすぐに良くなったのです。


関節の骨ばかり診るから治らない!

みなさん、関節が痛いと整形外科に行かれますね。

そしてこの方も例にもれず「変形性の関節症」と診断されました。

骨や軟骨に問題がある、と。

そこでブロック注射を何度も何度も受けられました。

でも、一向に良くならないから「手術を考えてください」と暗にほのめかされたのです。

当院に来られたときは歩くのも痛くてゆっくりでした。

初回の問診時に簡単に痛みの原因をその場で緩和させると、すいすい歩けるようになりました。

骨や軟骨だと考えて、ヒアルロン酸注射やブロック注射を関節内に打っても治らないはずです。

関節の外に問題があったのですから。


脊椎の中ばかりで起こるものではない!

脚に痛みがあると、整形外科では腰のレントゲン、MRIなどを撮影して、「脊椎の中に犯人がいるはずだ!」という診方をします。

そして変形やヘルニアがあると「これだ!」となるのです。

そしてブロック注射や痛み止めを処方します。

そこで良くなる人は、おそらく問題が脊椎内で起こっているのでしょう。

でも、当院に来られた方は「全く効果なし」だったのです。

それから接骨院にも行かれました。

そこで診断名を告げると「そうだね。ヘルニアか」と、やはり診断名に囚われて施術をしていたそうです。

でも、全く効果がない。

その旨を接骨院のスタッフに告げると、ペインクリニックを紹介されたそうです。

ペインクリニックでもまた硬膜外ブロックを打ちますが、効果はありませんでした。

その時点で当院へ来られました。

みなさんはこの経過を聞いて、「本当にヘルニアか?」と思いませんか?

だって、ヘルニアと診断されて、それ相当の治療を整形外科、接骨院(ここはヘルニアの治療はできないはずですが・・・)、ペインクリニックでしているのに、全く効果がない。

だとすると、ヘルニアというのは間違っているのではないか?となりません?

そうです。末梢神経、つまり脊椎から離れた神経、お尻や太もも、ふくらはぎの神経が悪くなっていたのです。

なぜ?

ただの血行不良です。

血行改善をすると、みるみる良くなっていきました。


流行りの診断名に頼るから良くならない!

今、学校に行けない子供たちがいるのをご存じですか?

朝、起きられないんです。

なぜ?

起き上がった時に血圧が上がらないからです。

血圧が上がらないと、頭痛、めまい、吐き気などの症状がでるのです。

これが「起立性調節障害」というのです。

あくまで、立ち上がったら血液がどっ!と下がるから、頭部に維持できなくて頭が痛くなったり、ふら~っとしたり、吐きそうになったりするわけです。

が、、、

本当に?

立った時に血圧が低くなくても「起立性調節障害」、寝たままで症状があるのに「起立性調節障害」、ただ症状で学校へ行けないのに「起立性調節障害」と診断されて当院を受診される子供が多いです。

で、血圧を上げる薬を出されているのです。もちろん、効果なし。

もっと子供を良く診て、お母さんと話をして、いろいろ聞くと、「起立性調節障害」ではないじゃないか!となることが多いのです。

そして、「起立性調節障害」は単なる症状であって、原因を探らなけれb良くなりませんよ。

当院に2年間、小児科や専門の外来に通っていたのに、ひとっつも良くならない!と言ってこられた女の子がいました。

なぜか?

それは起立性調節障害じゃないのに、そう診断されているからです。

今、発達障害と起立性調節障害が流行りの診断名です。

なんでもかんでも、朝学校へ行けないとそんな風に診断される子が増えています。

でも、診断したところで、なぜそんな風になってしまうのか、その根本原因を調べて、調べて改善しないと治るわけありませんね。

その女の子はライフスタイルの改善を行うと、階段を一段、また一段上るように良くなっていきました。

高校受験に間に合ってよかったです。

このように、誤診や、そもそも原因を無視しているような治療では、なかなか良くなりません。

ですが、逆にそこがはっきりすると一直線に良くなるのです。

医学はどんどん発展しています。

が、根本原因を捉えるという方向性には、まだまだ発展の余地がたくさんありそうですね。

自分も誤診をしないように、傘は晴れの日に買っておこうと思います。


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