【改善症例】不定愁訴のオンパレードで苦しんでいた ~三田市 | 西宮市 | 神戸市の整体・整骨・鍼灸~
Uさん
30代
女性
愁訴:体全体のこり、胃部不快感、車酔い、吐き気、めまい、胸の違和感、体温のバラつき、頭痛、手部内在筋のけいれん、耳閉感など
どの治療もそうだが、不定な愁訴が多ければ多いほど、一つひとつを追いかけることはしない。
✕ 症状別の治療=薬を飲むこと=もぐら叩き
東洋医学はこのようなもぐら叩きの治療を主としない。体の平衡バランスを取り戻すことに注力する。
脈は弱、短、滑、緊、平など、脈診をするときにより、さまざまだった。
腹診では、左天枢、左大巨、右天枢などの圧痛、硬が確認された。
一つひとつの脈よりも、腹証を主に、鍼治療を開始した。
〇免疫に対する鍼
〇血の滞りに対する鍼
上記の2点に注力して、局所の反応を大切に鍼をした。初診から四診めにて、症状が軽快し始めて、七診めにはほとんどなくなった。
東洋医学は全身の気血水の状態、五臓六腑の気血水の状態から病を治す。
このような生命の根本となる気血水のバランスの崩れは、時に西洋医学の検査には出てこないかもしれない。
そして、栄養状態も重大な原因となることがある。
厚生労働省が提唱する1日の各栄養素の摂取量目安はほとんど意味がないのかもしれない。栄養学の大御所の先生が作られた基準かもしれないが、個体差というものを全く考慮していないその基準は、時として個体差の大きな人を、知らず病に陥れてしまっているのかもしれない。
要は、薬が人の体を治す手段ではないということである。あくまで、自分の自然治癒力、そしてその治癒力を発揮させるのは気血水のバランスであり、気血水の元を作る栄養なのである。
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