健康保険について
日本全国どこの接骨院・整骨院でも、健康保険が使える条件があります。
健康保険が適用されるのは「ケガ」に限られていて、厚生労働省により厳格に定義されています。
以下に健康保険が使えるのか、使えないのかの判断を示しましたのでご参考ください。
健康保険、使える? 使えない?
日本全国共通である以下の基準でご判断ください。
はっきりとしたケガ
整骨院や接骨院で保険が使えるのは、「ケガ」の場合のみです。これ以外は使えません。コリやしびれ、単に痛みであっても使えません。ケガでないと使えないのです。
「はっきりとした」とは、明確な1回の外力で「ねんざ、だぼく、ざしょう」したことを表します。
最近のケガ
厚労省は「新鮮外傷」と定義していて、慢性になったもの、後遺症になったものには健康保険適用での施術を認めていません。新鮮外傷とは「ケガ」をしてから3週間までのものです。
つまり、「治る見込みのある時期なら保険適用」で「治らなくなったものには保険は使えない」ということです。
ケガの痛み
よく整骨院や接骨院で「痛みがあったら保険がききますよ」と言われたという患者さんがいますが、これは間違いです。
正しくは「痛みがあろうとなかろうと、それが新鮮なケガであれば保険が使える」です。ですので、ただ痛いだけでは保険の適用ではありません。
交通事故のケガ
交通事故でのケガは外傷ですので、保険が使えますが注意が必要です。
自動車保険に加入してるので、健康保険ではなく自動車保険を使っての治療となります。
ケガの後遺症
ケガの後遺症とは、治る見込みがなくなった状態のものを言います。
厚生労働省は「治る見込みのあるケガ」つまり「新鮮外傷」には健康保険の適用を認めています。
しかし、「治る見込みがなくなったケガ」には健康保険の適用を認めてはいません。
ずっとある症状
健康保険は「はっきりとした1回の外力による外傷」に対しては保険適用であるとしています。
痛み、しびれ、こりといった症状に対して保険が適用されるわけではありません。
「ずっと痛いんです」と言われますが、この痛みに対しても保険が効くわけではありません。
知ら間に出てきた症状
健康保険は「はっきりとした1回の外力による外傷」と定義しています。1回の外力で生じた痛みは、はっきりとこの時点、この時から痛くなったと言えるはずです。
知らぬ間に痛くなってきたのは「けが」ではありません。
だんだん出てきた症状
健康保険は「はっきりとした1回の外力による外傷」と定義していて、その1回の外力で痛くなるのが外傷です。
だんだん痛くなるのは、体の使い方がおかしかったり、ストレスが持続的にかかり続けるような場合で、外傷ではありません。
こりやしびれ
肩こり、首こりなどのこりは「症状」であり、「ねんざ、だぼく、ざしょう」ではありません。
頸椎をねんざした後、痛みをかばうために筋に力が入ってしまい、肩がこることがあります。ですが、このコリに対して施術を行う訳ではなく、あくまで頸椎捻挫に対する施術のみ、厚生労働省は健康保険適用を許可しています。
頭痛、めまい
頭痛やめまいは症状であって、「ケガ」ではありません。
首をねんざして、その後「頭痛」や「めまい」が生じたとします。でも、この場合の頭痛やめまいでも、その治療に対しては健康保険は認められません。
あくまで、首の捻挫に対する施術です。
また、慢性の頭痛や耳鼻科で病名がつくようなめまい(例:良性発作性頭位めまい症、メニエールなど)は、もちろん健康保険の適用外です。
神経痛、ヘルニア
基本的に病名がつくものは健康保険適用外です。
神経痛で良くあるのは「坐骨神経痛」です。他に「肋間神経痛」「後頭神経痛」「三叉神経痛」など、神経が原因不明で障害を受けて、痛みなどを感じることがあります。
また「腰椎椎間板ヘルニア」や「頸椎椎間板ヘルニア」なども病名であり、健康保険適用外です。
変形性関節症
変形性ひざ関節症、変形性股関節症、変形性脊椎症など、関節は変形しやすく、特に膝の関節症をかかえていらっしゃる方はたくさんいます。
しかし、これもまた病名であり健康保険適用外です。
以上までの内容で、日本全国の整骨院・接骨院で健康保険・労災保険・自賠責保険が使えるのは、「ケガの処置」でした。
当院では健康保険を使ったケガの治療以外に、ケガではないものへの「自費治療」があります。
この両者は全く異なります。何が違うかって? それは内容です。治療のレベルが違います。
よく患者さんが思い込む間違いに「保険の治療を自費で行う」というものです。
当院では保険が使えるなら、保険の治療を行います。それは当然です。でも、保険適用外のものまで保険を使って不正に健康保険に請求することはありません。
冷やす、温める
ケガをしたら炎症が起こり、熱くなります。そこにアイスパックなどを当てて「冷やす」ことで保険者と負担の中からケガの1部位につき80円ほどが支払われます。
また、1週間ほど経過したものには温めることで同金額が保険で支払われます。
これはケガしたところを早く治癒させるためです。みなさんはご自宅でも、氷などを使って同じことができます。
電気を当てる
整骨院・接骨院では、この電気は誰しもが経験したことがあると思います。
多くは低周波の電気治療器を使っています。これはみなさんがご自宅でオムロンの家庭用低周波治療器とさほど違いはありません。
この電療ではケガ1部位につき30円が支払われます。たとえば、腰に電気を当てたら、3割負担の方では、負担9円、保険者21円という割合になるのです。
500円の後療料
保険の治療にはさらに「後療料」というあいまいな項目の加算があります。
これは傷ついた組織を正常に回復させるための治療への費用です。
とても、あいまいですね。上記の定義に相当するなら、何をしてもいいんです。
これは柔道整復師の手で行ってもいいですし、運動をさせてもいいんです。何でもいいんです。
ただし、「ケガに対するものだけ」という条件が付きます。
この「何をしてもいい」ということを逆手にとって、マッサージ、しかも弟子レベルの人たちを雇って、マッサージさせているところが多くあります。
そして患者側からしたら「安くマッサージしてもらえる」ので通います。特に年金生活者などにとっては渡りに船だと言えます。
このことが、接骨院・整骨院業界が不正請求を繰り返す温床となっているのです。
みなさんご存じでしょうか?
日本にはれっきとした「あんまマッサージ師」という国家資格があるのです。でも、この方々にマッサージをしてもらったら一部例外を除いて保険は適用ではありません。ちゃんと自費を支払わないといけません。
リラクルという会社が提供する素人が行うマッサージですら数千円かかるのですから。
ましてや、数百円でマッサージをしてもらって、慢性疾患が良くなるなんて都合の良い話はありません。
ところでみなさん、整骨院・接骨院の施術1回の総額(例:患者負担分3割+健康保険支払7割)は610円(※3回目以降)です。
たとえば、腰を痛めて行くと、初回は初診料がかかりますから、3割負担だと700円ほど(総額は2100円ほど)になりますが、3回目以降は総額が610円なので3割負担だと180円となるのです。
窓口で支払う金額は180円です。※3割負担の場合
皆さんが支払う金額って、本当にそれだけですか?
腰だけ痛くて1部位で行ってるのに、もっと高く請求させていませんか?
それは整骨院・接骨院側が患者には分からないだろうということで、料金を勝手に上乗せしています。説明はありますか? 項目が明確な領収書は毎回もらっていますか?
そして、繰り返しますが保険の1部位はおよそ総額600円です。
たとえば、自費で610円で施術をするところはありますか?
街で600円でマッサージしてもらえますか?
整体を600円でしてくれますか?
あれば教えていただきたい。
ですから、1部位だと安すぎるので、整骨院は水増し請求をするのです。
腰痛などの1部位で通っているのに、股関節も悪いだの理由をつけて2か所ねんざしたことにしたり、さらに首も悪いねと3か所だぼくやねんざをしたことにします。
健康保険組合から送られてくる明細を見て下さい。健保に請求されている金額は高くありませんか? ネットで調べるとちゃんとした金額が出ています。照らし合わせてください。
さらに、ケガでもないただの肩こりや腰痛を、ケガしたことにして請求しています。
健康保険組合も疑っています。ほぼ黒であるグレーだと思っています。
ですから、整骨院・接骨院から請求が来たら、ちゃんとケガで通ったのか?という調査するアンケートを患者に送ります。
患者にですよ。医療内容を患者に聞くんです。これって、相当疑ってますよ。
だって、患者さんは医療のプロではありません。それなのに、患者さんに聞いて、その情報から「保険請求を却下」するんですからね。
医療知識レベルが「柔道整復師=患者」くらいにしか、健保組合は考えていません。
みなさん、整骨院・接骨院で健康保険を使ったら「調査書が来たら持って来てくださいね。勝手に書いて間違っていたりしたら、全額負担になりますので」と親切心から言ってくれているように思えるこのセリフ、、、。もともと間違っているのは整骨院・接骨院ですから。
これが整骨院・接骨院で健康保険を使っての施術の実態です。
治療というにはあまりにもずさんなレベルのことを、ケガ以外に施術して、不正請求をして院を運営しているということです。
私は20年ほどこの業界にいますので、全て把握しています。
痛みやしびれを取ることはない
総額600円(3割負担額180円)の治療で、時間もかけられないし、その日の改善を目指した治療などできるはずはありません。
健康保険での治療後、「症状が取れているのか」の確認をされた人はいますか?
おそらくはほぼいないはずです。
ところが、自費治療なら時間も取れます。そして、その日の施術の効果があっかどうかの確認ができます。ちゃんとしていますね。
さらに、確認ができれば、その後ご自宅で行えるセルフケアの指導も、実際に効果があることをお伝えできるのです。
このように、総額600円の治療では何もできませんし、ましてやケガに適用される保険治療なので、ケガ以外ではご利用できません。
歪みの矯正、修正
人の体は歪みからさまざまな症状を引き起こします。
その範囲は、外科から内科、精神疾患まで幅広く体調を悪化させるのです。
ですので、まず歪みを診れるのは最低限の治療です。ですが、これは健康保険ではカバーされていません。
自律神経の調整
運動器(筋肉、関節など)のアプローチだけで良くならないのは、整形外科へ行かれても良くならないといっていらっしゃる方が非常に多いことで分かります。
人の体は運動器は運動器、消化器は消化器、脳神経は脳神経と、バラバラに存在しているわけではありません。
一つひとつが有機的につながって、それらのつながりを診ていかなければいけません。
そして、自律神経はそのキモとなります。最終的に自律神経を整えなければ、腰痛でも、めまいでも、精神疾患でも、更年期障害でも、アスリートのスタミナでも、本当の意味で改善しません。
病院では良くならないもの
当院へ来られる方は「自費」を負担される方ですので、まずは病院へ行かれます。
ところが、薬を処方されるだけで、良くならないという方は本当に多くいらっしゃるのです。
なぜ?
それは機能性医学のページを診て頂ければいいのですが、今の医療の限界です。
対症療法でその場をしのぐ西洋医学では、やはり限界があるのです。
当院へは、病院では良くならない、薬を飲みたくないという方がたくさんいらっしゃっています。
対応できる疾患が多い
整骨院・接骨院で健康保険が使えるのは「ケガの処置」だけです。
ですから、ケガでなければ患者さんは病院へ行かれます。
でも、なぜ当院に来られるのでしょうか?
それは病院で良くならないという方からご相談を受けるのです。
病院は主に対症療法です。でも、東洋医学にも薬よりも効く対症療法があります。そして、根本療法もあります。
病院では治りが悪い方が当院で良くなっていく姿を見ると、健康とは薬などではなく、本当に生活を変えることが大切なのだと思わされます。
当院はそのコーチングも同時に行っています。
高度なレベルの治療
柔道整復師や鍼灸師などの国家資格を持っているからといって、満足な治療ができるかといえば、大きなNoです。
国家資格は最低限、それを業として行う許可証です。
ところが、本当の治し方は国家試験には全く出てこないのです。
実は、資格を取ったばかりだと、全く治せないというのが本音です。
資格を取ってから、そこからが本当の研究が始まるのです。
当院では、一般的な歪みの治療法、理学療法、そして機能性医学、神経学を熟知した経験者が治療に当たります。
当院へいらっしゃる方は「お金」より「健康」を大事にされる方です。
いろんな不調を改善させられる方法があるのにも関わらず、「保険がきかない」とお電話でお伝えすると、「では、結構です」と電話を切られる方がいらっしゃいます。
それで本当に大丈夫なのですか?
数百円での「なんちゃって治療」、不正請求による施術であなたの症状は治りますか?
あなたの健康はたった数百円の価値しかないのでしょうか?
このような考え方ほど悲しいものはないと、真剣に思っています。
人生の最後、お金を持ってあの世に行けますか?
私はみなさんにもっと健康になって、QOLを向上させて欲しいと願っています。
健康になれば、好きなことだって思いっきり楽しめます。
健康になれば、行きたいところ、どこだって行けます。
健康って、本当に大事なんです。
毎日そんな思いでお一人おひとり100%で施術に当たっています。
当院の不正請求をしない、そして本当に健康になってもらいたいという思いに賛同していただける方、ぜひ一度ご相談ください。
院長
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